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 ちょっと早いですが、クリスマスでーす

2006年10月17日 何を食べても「勉強」です

 料理や食べ物の仕事にたずさわってるので、当然、いろんな所へ行っていろんなご馳走をいただきます。よそ様から見たら「えぇ仕事してはるなぁ」と映るそうなんですが、どれも仕事ですし勉強なんですよ。

だから、なかなか「食べたいものを」「食べたいときに」「食べたいだけ」食べるわけにいかないんです。まぁ、珍しいものや高価なものをいただける「役得」はありますけどね。(^^)

 前に写真を載せさせていただいた「アマゴ酒」は、福知山での講習会のときに立ち寄ったおそば屋さんでいただいたものです。おいしいおそばと炭火焼きの天然鮎もいただきました。家内と一緒にプライベートでの食事でしたが、大阪ではなかなかいただく機会のないものです。

これもお勉強。(^◇^)

 日本酒のオツな味わい方です

 とくにアマゴは水のきれいな渓流の魚で、獲れる数も少なくなってきているのでチャンスがあればぜひいただきたい川魚です。

「渓流の女王」と形容されるだけあって見た目も美しいですし、香りの強い鮎とはまた違うデリケートな味わい。鮭や鱒に近い仲間なのでいろんな調理法で楽しめますが、ワイルドなアマゴ酒もなかなかオツな味です。

 カクテルと言えば洋酒を連想しますが、アマゴ酒も立派なスタンダードカクテルです。フグのひれ酒とか卵酒とか、日本酒は結構いろいろな古典カクテルがありますね。

 日本酒の地酒がお好きな方は、吟醸酒や大吟醸酒で、それも「冷や」で飲むのが一番とおっしゃる方が多いようですが、タマにはこんな「カクテル」を楽しまれてはいかがでしょう? ちなみに、日本酒カクテルには吟醸や大吟醸じゃなく、お手頃な普通酒が似合います。お試しあれ。


 料理の勉強は広くて深いのだ!

 また先日は鳥羽に伊勢海老と牡蠣(カキ)の取材に行きました。どちらもこれからがシーズンですし、料理人の腕が鳴る、料理のしがいがある食材です。和洋中はもちろん、世界のあちこちで食べられていますから、その料理の数も星の数ほどあります。この取材でもしっかり美味しく堪能(お勉強?)させていただきました。(^^)


 伊勢海老はオダブツさせてから

 伊勢海老は活けでないと味が落ちるので生きたままのを調理します。日本では、生きたままのを網で焼く「火場焼き」やピクピクしている「活け造り」で食べるたりするのですが、アメリカやオーストラリアではこれらの調理法は「残酷だ」ということで法律で禁止されています。「なるべく海老に苦痛を与えないように」と、まず縦に真っ二つにしてからと、さばく手順が決められています。さすがに「念仏を唱えること」までは決められてないようですが。


 牡蠣は山から?

 西洋では「Rの月(5~8月)は牡蠣を食べない」とされています。この時期は産卵期で旨味が落ちているうえに、カキ中毒が起こりやすいからなのです。でもこれから冬に向かって、牡蠣はどんどん美味しくなります。「海のミルク」と言われるほど栄養満点で、旨味成分もたっぷりです。

 牡蠣はもちろん貝なので海で育つのですが、美味しく健康に育つには川から海へ注ぐ栄養分が大きく関係するそうで、牡蠣の養殖業者さんはこのために山に植林するんですよ。美味しい牡蠣を食べようと思うと山の自然が大切なんですね。


 調理するだけが料理じゃないんです

 市場で食材を仕入れて調理するだけでなく、生産者の方にお話をうかがって現地を拝見することで、食材に愛情が移って同じ料理を作るにしても思い入れが違います。調理をするだけが料理人じゃないんですよ。エッヘン。
 けど、こうしてあちこちに足を運んで、その土地土地の食材や風土に接していただくお料理は格別です。だからボクは地方へ出かけるのは大好きです。密かに「役得」があったりも、、、いやいや、ちゃんと勉強しに行ってるんですよ。ほんま。(^^;

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