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 明るくキレイで美しいのが良いです

2006年11月20日 安くて簡単でおいしい料理?

先日、西松建設さんのメールマガジンで、読者からの質問にお答えする取材を受けました。その中で「安くて簡単で美味しい料理を教えて下さい」との質問が多数寄せられているとのことでした。ボク自身もよく、ファンの方々から同じような質問をいただくのですが、そういうご質問には「テレビ番組の『林ん家の台所』を観て下さい」とお答えしています。(^◇^)

それはさておき、講演会などでは「安くて簡単でおいしい料理なんてありません」と言っています。まぁ、値段の安い高いは別としても、おいしいものを食べようと思ったら「良い素材」を使うことと、愛情をもって「手間」をかけてあげることです。


良い素材には「いらんこと」をしない!

ですが、良い素材を手にしたらなるべく「いらんこと」をしないことです。料理の腕があるなら別ですが、あまり腕に自信がないのなら、例えば、そのままいただくとか、焼くだけとか、塩・コショウだけとか、その素材自身が持っている力を素直に引き出すようなシンプルな調理法でいただくのがいいです。おいしいものを食べたかったら、まず良い素材を手にすることです。

逆に、素材にそんな力がないのなら、手間ひまをかけた調理をしてあげることです。素材自体に力がないのだから「簡単に」とはいきません。いろんな技や工夫、ひと手間もふた手間もかけてあげてこそおいしい料理になるんです。


食べる人を思いやる愛情が腕前を上げてくれます。

それに、食べる人を思いやる愛情ですね。レシピ通りに作るのもいいですが、例えば、塩分を気にしているお父さんには塩味を抑えて酸味で補うとか、ニンジンが苦手な子どもでも食べやすいようにすりおろして使うとか、カロリーを気にしている娘さんのために海藻をたっぷり使うとか、そんな気配りや心配りが料理の腕前をアップさせるんです。

それにしても、主婦向けの料理番組や本屋さんにあるレシピ本の多くが「かんたん」「スピード」「らくらく」なんかのキーワードで作ってるように思います。お忙しい主婦の立場もわかりますが、手抜き料理を奨励しているようで、料理人のボクとしてはちょっとどうかなと思いますね。もっと、料理そのものを楽しんでもらいたいし、料理にまつわる文化や歴史、栄養や健康もひっくるめての料理であって欲しいなぁ。
だからボクに「安くて簡単で美味しい料理を教えて下さい」なんて質問はしないでね。


仕事場のキッチンに飾ってある料理人形です。
ヘレンさんが買ってくれたものです。
ボクと家内をイメージしたものだそうです。

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